過払い金請求をする際のタイミングに注意

お金

以前に借金を抱えていたものの、実際に計算してみると「過払い金」というものが発生すると気付く方もいます。

普通に考えれば過払い金の請求をして払いすぎてしまった分を取り返すというのが一般的ですが、実はこのようなアクションに踏み切れない人も結構いるのです。 これはどういうことでしょうか。 少し一緒に考えてみましょう。

実際に過去に支払った借金返済の過払い請求を行うと、信用情報機関のブラックリストに載ってしまうと恐れる人が沢山います。 これがなかなか過払い金請求に踏み切れない理由の大半かもしれません。 実際にブラックリストに載ってしまうと色んな不便が待っているのです。

例えばその一つはローンを組めなくなったり、クレジットカードの新規申込が難しくなります。 きっとこれから住宅を購入しようとか、常にクレジットカードを使っているのでそれがないと非常に困ると考えている人も多いのではないでしょうか。

借金返済中に過払い金請求をするとブラックリストに載る

しかし、この借金の過払い請求をするとブラックリストに載ってしまうという仕組みは、なんと2010年に廃止されているのです。 つまり積極的に過払い金があるのであれば、それを取り戻した方がよいのです。

しかし、例外というものもあります。 その一つは過払い金を請求したところ、実際には債務が残っていたというパターンです。 これには充分に注意したいところです。

これに該当すると、5年間コード32である「債務整理」という情報が信用情報機関に登録されてしまうことになります。 さらに結果的に過払い金が発生するにしても、弁護士などを立てて業者に請求する場合には、同じ情報が登録されることになります。 もちろん過払い金返還の合意が済めば、この登録は抹消されることになります。

しかし、一時的にでもカードがブラックリストに載ってしまうということを忘れないようにしましょう。 つまり、その同じタイミングでクレジットの新規や更新はできないということです。 もしカードの更新が近づいているのであれば、その更新が終わるまで少し借金の過払い金請求を待った方が良いかもしれません。

もう一つのパターンは、クレジットカードのキャッシングに関しての過払い請求です。 つまり、キャッシングの借金返済は終わっていたものの、ショッピング枠の支払いがあるということです。 興味深いことに、この場合には過払い分がショッピングの債務に回されることになり、相殺されないと完済扱いにはならないのです。

ぜひ借金の経験がある方は、こんな点にも十分注意してください。